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動画の容量と保存 · 参考資料確認日 2026年9月16日

microSDのA1・A2とV30・V60・V90は何が違う?

動画用microSDはA2だから安心、とは判断できません。A1/A2はアプリ向けのランダムアクセスなどの規格、V30/V60/V90は動画向けの持続書き込みの規格です。使う機器が要求する種類とクラスを先に確認します。

A1とA2はアプリ向けの性能を示す

A規格は4KB単位のランダム読み書きと持続シーケンシャル書き込みを評価します。A2はコマンドキューやキャッシュなどを利用し、A2の性能を得るには対応ホストとカードの組み合わせが必要です。

Application Performance Classの最低性能(規格条件下)
区分ランダム読出/書込持続シーケンシャル書込
A11500/500 IOPS10MB/s
A24000/2000 IOPS10MB/s

Vは動画を書き続けるときの目安

Vの数字は規格で定めた条件下の最低持続書き込み速度を示します。カード表面の最大読出速度とは違います。V60/V90はUHS-II以上のバス条件で使う規格なので、UHS-I機器に挿せばどれでも上位互換になるとは考えないでください。

Video Speed Classの最低持続書き込み(規格条件下)
区分最低持続書き込み
V3030MB/s
V6060MB/s
V9090MB/s

AとVを一列に並べず、機器の条件と照合する

例えばA2と書かれていても、それだけではV30条件を満たす証拠になりません。動画用にはメーカーが指定するSD/microSDの形状、容量範囲、バス方式、VまたはUクラスを確認します。アプリ用途もある場合にA規格を追加で見ます。

同じカードにA2とV30が併記されるのは、異なる性能をそれぞれ示しているためです。A2→V30→V60という単一の順位尺度にはできません。アダプターを付けるだけで性能や互換性の条件が増えるわけでもありません。

速度の表示では何時間撮れるかは分からない

V30は30GBでも30分でもありません。撮れる時間はカードの空き容量と撮影設定で決まります。機器の公式時間表を優先し、表がない設定は短い試写で容量を測ります。読み書きを繰り返したカードは空きの分布にも影響されるため、バックアップ後に機器の指示に従って初期化し、本番設定で確認してください。

参考資料

  • SD Association Application Performance Class

    https://www.sdcard.org/developers/sd-standard-overview/application-performance-class/

    確認日:2026-09-16

    ランダム4KBアクセスと最低持続シーケンシャル書き込み

  • SD Association Speed Class

    https://www.sdcard.org/developers/sd-standard-overview/speed-class/

    確認日:2026-09-16

    Video Speed Class・規格条件下の最低持続書き込み