動画の容量と保存 · 公式資料確認日 2026年9月9日
外付けSSDへ直接録画するとき、容量以外に何を確認する?
確認するのは、持続して書ける速度、接続規格、ケーブル、ファイルシステム、電源、そして機種とアプリの対応です。1TBあることやUSB-Cでつながることだけでは、希望するモードで直接録画できるとは決まりません。
最初に「何から何へ録画するか」を固定する
機種名、使用アプリ、コーデック、解像度、fpsを一組にして確認します。標準カメラアプリの条件を別の撮影アプリへ移したり、同じメーカーの違う機種へ広げたりしないことが出発点です。
以下はiPhone標準カメラアプリのProRes外付け録画の例です。AppleはiPhone 15 Pro・16 Pro・17 Proの各モデル群を挙げていますが、4K120は16 Pro・17 Proの対応モデルに限られます。
| 確認項目 | Appleの指定と適用範囲 |
|---|---|
| 4K60の書き込み | 220MB/s以上 |
| 4K120の書き込み | 440MB/s以上(対応モデル) |
| ケーブル | USB 3・10Gbit/s以上 |
| ファイルシステム | exFAT。パスワード暗号化ドライブは対象外 |
| 電力 | 外付けストレージの最大消費電力4.5W(4K60/120の注記) |
SSDの速度とケーブルの速度は、別の数字
SSDのMB/sは書き込み性能、ケーブルのGbit/sは接続側の転送規格を表します。速いSSDを使っても、途中の接続条件が不足すれば仕様どおりに使えるとは限りません。パッケージのピーク速度だけでなく、録画を続けるための書き込み条件を照合します。
220MB/sや440MB/sは、このAppleのモードを支える媒体要件です。この値に撮影時間を掛けて動画容量を求めることはできません。容量の計算には、映像のデータレートか実際のファイルを使います。
フォーマットと電源も、認識できるかどうかに関わる
カメラやアプリが求めるファイルシステムと、接続するドライブの形式を確認します。上のiPhoneの例ではexFATが指定され、パスワード暗号化されたドライブは対象外です。フォーマットを変更する前には、必要なデータを別の場所へ確保してください。
電力は、SSDの容量や速度とは別の条件です。ハブなどを間に入れる構成も、直接つないだ場合と同じと考えず、機種・アプリ・周辺機器の案内で照合します。Appleは4K120 ProResの各録画セッション前の再フォーマットも案内しています。これは他のカメラすべてに適用する手順ではありません。
接続した後は、目的の設定で録画先を確認する
容量と仕様の確認が済んだら、実際に使う設定で試し撮りし、保存先と再生を確かめます。「認識した」「短いファイルが一つできた」だけで、長い撮影でも安定するとの保証にはなりません。予定する撮影に近い条件で確認します。
Final Cut CameraのProRes RAWは、標準カメラのProResと条件の所有元が違います。対応機種、Open Gateと17:9、ケーブル記載の差まで含むため、RAWを使う場合は専用の説明へ進んでください。撮影容量を見積もるときは、確認できた実サンプルとSSDの現在の空き容量を使います。
公式資料
- Apple:iPhoneのProRes
標準カメラアプリのProRes外付け録画条件。
- Apple:iPhoneのProRes・電力条件(英語)
4K60/120の表の脚注に最大消費電力4.5W。