動画の容量と保存 · 公式資料確認日 2026年9月9日
動画が4GBごとに分割されるのはなぜ?
よくある原因はSDHC/FAT32の記録経路ですが、カメラが独自に1ファイルの上限を決めている場合もあります。ファイルが分かれているだけでは、録画が止まったとも、カードが満杯になったとも判断できません。まず全ファイルの長さと、撮影が続いていたかを確認します。
SDHCとSDXCは、標準のファイルシステムが違う
SD規格ではSDHCは2GB超〜32GBでFAT32、SDXCは32GB超〜2TBでexFATです。これはカードの容量区分とファイルシステムの対応であって、すべてのカメラの録画動作を決める表ではありません。
例えばSony FX2は、SDHCで長時間の動画を記録すると4GBのファイルへ分割すると明記しています。同じページはSDHCをFAT32、SDXCをexFATとしています。手元のカード種類と機種の説明が一致するかを先に確認できます。
exFATなら必ず1本になる、とは限らない
Nikon COOLPIX P1100の説明書は、動画1ファイルの最大サイズを4GBとし、29分に届く前でも4GBを超える場合は複数ファイルへ分割すると説明しています。カードの空きが多くても、1ファイルの境界は別に存在します。
さらにP1100では分割したファイルを連続して再生できないという案内もあります。撮影時の継続とカメラ内での連続再生は同じ話ではありません。再生方法まで含め、使う機種の記述を確認してください。
「分割」と「停止」を見分ける順番
最初に、残っているファイルを撮影順に並べ、長さを合計します。予定していた場面が最後まであるか、分かれ目の前後に欠けがないかを確認してください。分割ファイルを一つずつ見ただけでは、途中で止まったかどうかは分かりません。
実際に撮影が止まっていた場合は、1回の撮影時間の上限、温度、電源、記録エラーを別に調べます。P1100も温度が上がると時間・サイズ上限より早く終了する場合があるとしています。空き容量を増やすだけでは解決しない原因があります。
容量計画には、分かれたファイルの合計を使う
サンプルから撮影量を見積もるなら、同じ撮影に属する分割ファイルを合計し、その合計時間を入力します。最初の4GBのファイルだけを「撮影全体」として扱わないでください。プロキシなど別の付随ファイルがある場合は、それも保存量として分けて確認します。
SDXCへ変更すれば解決すると決めつけず、機種がそのカードと記録モードに対応するかを確認します。カード全体の容量、1ファイルの容量、1回の撮影時間。この3つを分けると、何を変えるべきかを絞りやすくなります。
公式資料
- SD Association:容量区分
SDHCとFAT32、SDXCとexFATの標準対応。
- Sony FX2:使用可能カード(英語)
プロキシON/OFFとVariableを区別した媒体表、SDHC分割。
- Nikon P1100:動画記録(英語)
4GB分割、29分、再生・温度停止の別条件。