動画の容量と保存 · 公式資料確認日 2026年9月9日
Z6IIIの4K120は660GBで約198分。125分の1回上限とどう違う?
Z6IIIは、H.265 8-bit(MOV)の4K120なら660GBに合計約198分がニコンの目安です。一方、1回の動画撮影は最長125分。この2つは矛盾せず、「カード全体に入る量」と「1回で撮れる長さ」の違いです。
660GBの表は、複数ファイルの合計時間
ニコンの表は自社製CFexpress Type B・660GB MC-CF660Gを使用したものです。条件の記載は2024年1月現在で、現行のZ6III活用ガイドにも掲載されています。どの660GBカードでも同じ結果になるという実測値ではありません。
比較するのはH.265 8-bit(MOV)の設定です。4Kの60p/50pは約242分、30p/25p/24pは約482分ですが、これもすべてのファイルの合計です。N-RAWやProRes RAW、別のビット深度へ同じ分数を持ち込まないでください。
| 画像サイズ・フレームレート | 総記録時間 |
|---|---|
| 5376×3024・60p/50p | 198分 |
| 5376×3024・30p/25p/24p | 249分 |
| 3840×2160・120p/100p | 198分 |
| 3840×2160・60p/50p | 242分 |
| 3840×2160・30p/25p/24p | 482分 |
198分のイベントを1本で撮れる、という意味ではない
1回の最長125分は、660GBに収まる合計198分より短い値です。たとえば休憩のない長いイベントを撮る場合、容量上は収まる計算でも、1回の撮影では上限にかかります。
ここで必要なのはカードをさらに大きくすることだけではなく、収録を区切れるかという判断です。区切りのない記録が必要なら、再開時の取りこぼしも含めて収録方法を検討します。125分で自動的に次のファイルへつながる、とこの表からは言えません。
125分未満でも、電池や内部温度で終了することがある
ニコンは、電池切れや内部温度の上昇により、上限以内でもカードに空きがあっても撮影が終わる場合があると説明しています。125分は、どんな場所でも連続して撮れる保証ではありません。
カードの残量表示だけを見て安心せず、電池と温度の状態も確認してください。暑い場所や、撮影直前までカメラを使っている状況では、本番に近い条件での試し撮りを別に行う必要があります。容量表の198分を熱の持続時間として扱うことはできません。
カードの枚数とテイクの長さを別々に決める
最初にH.265 8-bit(MOV)でよいかを確かめ、必要な解像度・フレームレートを選びます。その行の合計時間を使ってカードに入る量を見てから、1本ずつの予定時間が上限を超えないかを確認します。
表にない容量や形式では、実サンプルから保存量の見積もりを補えます。ただし、サンプルの外挿で1回の上限や温度条件が変わるわけではありません。長い撮影ほど「足りる容量」と「途切れず撮る段取り」を分けることが大切です。
公式資料
- ニコン Z6III活用ガイド・動画記録可能時間
H.265 8-bit MOV、660GB MC-CF660G。原表の条件は2024年1月現在。