撮影容量ガイド · 公式資料確認日 2026年9月9日
EOS R50 Vの4Kは128GBで何分?記録形式とU3・V60の選び方
EOS R50 Vの128GBは、4K・29.97fps・XF-HEVC S YCC420 10bitで合計約170分が公式目安です。一方、4K Crop・59.94fpsのYCC422 10bitではHEVCが約75分、AVCが約68分。必要なカード速度も設定で変わるので、「4Kを撮る」という情報だけでは容量もカードも決められません。
撮影メニューの4項目を照合する
解像度が4Kか4K Cropか、フレームレートはいくつか、記録形式はXF-HEVC SかXF-AVC Sか、色形式とビット深度は何か。この順で確認すると、公式表のどの行を使うか決まります。下表はすべて標準LGOP、オーディオ形式AAC/16bit/2CHの条件です。
HEVCとAVCは映像の圧縮方式、4:2:0と4:2:2は色の情報の持ち方です。下表では圧縮方式・色形式に加えてfpsも変わっています。170分と75分の差を、HEVCだけ、あるいは色形式だけの効果と考えないでください。
| 設定 | 合計時間 | 映像Mbps / MB毎分 | 要求カード性能 |
|---|---|---|---|
| 4K 29.97fps / XF-HEVC S YCC420 10bit | 約170分 | 約100 / 約718 | UHSスピードクラス3以上 |
| 4K Crop 59.94fps / XF-HEVC S YCC422 10bit | 約75分 | 約225 / 約1612 | V60以上 |
| 4K Crop 59.94fps / XF-AVC S YCC422 10bit | 約68分 | 約250 / 約1791 | V60以上 |
V60が必要な行と、U3以上の行を区別する
表に載せた4K・29.97fps・HEVC YCC420 10bitの要求はUHSスピードクラス3以上です。4K Crop・59.94fpsのHEVC YCC422 10bitとAVC YCC422 10bitは、ビデオスピードクラスV60以上です。
V60は記録する動画が常に60MB/秒になるという意味ではなく、カードに求める性能の条件です。容量だけ大きいカードでも、選んだモードの要求を満たすとは限りません。逆に「R50 Vの4KはすべてV60必須」と一括りにする必要もありません。
225Mbpsと1612MB/分は、別の公式項目
4K Crop・59.94fps・HEVC YCC422 10bitの仕様には、映像ビットレート約225Mbps、ファイルサイズ約1612MB/分とあります。キヤノンはMbpsの値に音声とメタデータを含めないと明記しています。
公式のカード総記録時間がある場合は、その時間を優先してください。映像Mbpsを単純に容量へ換算して、公式のMB/分や75分を作り直す必要はありません。式との差を「音声分」などと決めつけることもできません。音声形式を変える場合も、この表の条件と同じとは扱わず、実ファイルで確認します。
170分入っても、170分の1本は撮れない
通常動画の1回の撮影上限は、59.94fps以下で最大2時間、100.00fps以上で最大1時間です。これは発熱・電源・エラーなどによる早い停止を除いた上限で、そこまで必ず撮れる時間ではありません。S&F動画には別の上限があるため、ここでの通常動画の値を流用しません。
4K29.97fpsの170分はカードに入る動画の合計です。長いイベントなら「必要な合計時間」と「途中で止められない長さ」を別々に見積もり、温度や電源も確認してください。
設定を決めてから、予定容量と空きを比べる
同じ設定で短い動画を撮り、ファイル全体のサイズと実時間を計算ツールへ入力します。次に撮影予定時間と、保存先の実際の空き容量を入れると、不足するかどうかを比べられます。初期値は架空の例なので、自分のサンプルに置き換えてください。
容量が足りないときはカードを追加するか、必要な映像表現を満たす範囲で記録設定を見直します。設定を変えたら、録画時間だけでなく要求カード性能ももう一度照合しましょう。
出典と確認した範囲
Canon EOS R50 V
https://cam.start.canon/ja/C021/manual/html/UG-11_Reference_0080.html
確認日:2026-09-09
日本語の公式資料を2026年9月9日に確認。表は掲載した設定の目安です。撮影前には設定と最新の案内を照合してください。